ケニー・オメガ 世界中の観客の心に刺さる試合をしたい
- wrestlejp
- 2017年7月6日
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ケニー・オメガは2017年6月にカナダの格闘技メディア「ファイトネットワーク」のインタビューを受けています。
インタビューはYouTubeに2部構成でアップロードされていますが、今回はパート1で印象に残った、今年の1・4東京ドームと最近のプロレスの傾向について語っている部分をお伝えします。
自分のベストバウトを超えるために
1・4東京ドーム以前、ケニーにとってのベストバウトは、2012年武道館で行われた対飯伏戦でした。しかし、当時は視野が狭かったと後に気づいたそうです。DDTのファンしか見えておらず、DDTのファンしか楽しめないような試合をしていたと。
1・4東京ドームではその反省を踏まえて、世界中の人々に試合を通じてメッセージを伝えようと思いリングに上がったそうです。
1・4は世界中で話題になる素晴らしい試合でした。ケニーのメッセージが海を越えて多くの人々の胸に届いたことの証明です。
「2012年よりもプロレスラー、パフォーマーとして成長できて満足している。」と語っています。

大技に頼りすぎない
ケニーは、最近のレスラーが観客受けのいい華麗な技を安易に繰り出すようになっていると感じています。
かつては必殺技で使われていたシューティングスタープレスのような技が、今は当たり前のように試合の中で使われています。その理由として、スポーツ全般においてアスリートの身体能力が向上したことを指摘してます。
身体能力が高いために、かつての大技も難なくこなす現在のレスラー。技ができるからという単純な理由だけで、試合で多用することにケニーは疑問を持っています。
考えるというプロセスが抜け落ちていると。
『誰が、何を、いつ、なぜ』その技を使うのか、といったことをよく考えるべきだと言っています。
「試合を見たときに沸き上がった感情が、いつまでも観客の記憶に残るような試合を俺は心がけている。それこそが秀逸な試合だと思っている。
格好いい技や動きをすると観客が喜ぶのは予想できるから、そうした小手先の手法に頼るのは簡単だよ。
でも試合で観客に自分の思いを伝えることと、格好いい動きを安易にすること、どちらが最終的に大切なのか考えないとダメだ。
華麗なは技はここぞという局面だけにとどめることで、老若男女問わず多くの人々を魅了できる試合になるんだ。」
ケニーかっこいい!やっぱり一流のレスラーは考えていることが一流だ!
インタビューアのおっちゃんがケニーのファンで、若干前のめりな感じなのですが、ケニーは丁寧に質問に答えています。とてもジェントルマンな対応で素敵です。
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